沖縄・やんばる高江へ行ってきました

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 「沖縄の今、日本の今は辺野古、高江に行けば見えてくる」とも言われ、「最前線をこの目で見てこよう!」と沖縄に強いSさんと共に沖縄・高江にいって来ました。見たままを他の人にも伝えたいと思いましたが、沖縄の現実は切れ切れカットだけでは掴みきれず簡単に言葉にできないまま一週間。ただ、毎日のように沖縄の記事を逃さないように新聞をチェックしている自分は今までとは少し違うかも・・・。高江は沖縄北部の丘陵地帯で独特の亜熱帯生態系を持つヤンバルの森がある。沖縄の水源地でもある。しかしそこには米軍海兵隊の世界唯一のジャングル戦闘訓練場がある。その上さらにオスプレイの基地ヘリパッドを12月めどに完成させようとしているのだ。

 11月25日小松から空路沖縄へ。モノレールに乗って県庁前。今晩のホテルへ。立派なシーサーが出迎えてくれる。翌日は、いよいよ高江に。週2回の割合で高江通いをしているという方が同行してくださるということで心強い。「島ぐるみ会議」のチャーターバス。11月26日(土)那覇県庁前・県民広場9時発は満席(嬉野京子さんも同乗)。辺野古を経て約3時間。途中嘉手納基地の一部返還となった土地(市サッカー場となっている)から猛毒ダイオキシン(枯葉剤の疑い)ドラム缶135本分が出て、処理中の現場横を通った。沖縄の水瓶でもある森は騒音、オスプレイ墜落の怖れ(それだけではないのはもちろん!)水源を汚染される危険まであるのだ。

 高江メインゲートへ到着。すでに機動隊と抗議する県民と抗議、支援、連帯する人達でいっぱい。歩道さえ歩くことができない。機動隊の屈強の青年達が何を言われても動かない表情で立ちつくしている。感情を封印したその顔は怖くて私の顔も心もこわばる。おばあ達が「あんたたち、今してること一生忘れるんじゃないよ」「同じ沖縄人だよ」と語りかけても聞く耳はなく、トラックが通る予定らしく機動隊はその工事トラックを守っている。東栄運輸、親田運送などの工事車両が走行していく。沖縄の現実は知るほどにいてもたってもいられない。けれど高齢者の尊厳を踏みにじるような年金カット法案の一方、軍事費5年連続増額など。身近なところでは、自衛隊の金沢市中パレード強行も含めて沖縄で起きている事と密接に繋がり戦争できる国へと向かっている。アベ政治はますます許せない。近々あるはずの総選挙で、つなげる手は全部つないでアベ政治を終わらせる。これが肝心だ。

 女性たちのお揃いTシャツの後ろに書いてある。「負けない方法・・・勝つまでずっとあきらめぬこと」納得。今朝の新聞((12月3日赤旗)に翁長さんが11月28日のインタビューで語った「苦渋の選択」に関して一部マスコミが「ヘリパッド容認」と報道したことに対して「真意とかけ離れている。」「ヘリバッドは容認せず」と書いていた。知事と県民、支援者達を何とか引き離そうとしているな・・よし!ネットの記事にも翻弄されてはいけない。一喜一憂せずあきらめない。 

(注)本稿は11月25日~28日、沖縄・やんばるの森、高江を訪問してきた賛同人からの寄稿文です。

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