劇映画「明日へー戦争は罪悪である」能美・金沢上映会 感想文
劇映画「明日へー戦争は罪悪である」の県内上映会が、11月11日津幡町から1月29日輪島市まで計13会場で開かれ、約1,400人の参加者がありました。
映画のタイトル「戦争は罪悪である」にあるように、戦争には人を殺すという罪悪とともに、人の心も変えてしまうという罪悪があることをこの映画は描いています。
いま安倍政権は憲法9条を変えて、戦争に向う国づくりを進めており、先の大戦のもとに〝戦争は罪悪である〟の反省に立ってつくられた平和憲法を変えようとしている折、一人一人が考え、行動することの大切さを学ぶことができる映画です。
1月27日能美上映会、28日金沢上映会の感想文を紹介します。
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〇浄土真宗本派の僧侶です。毎年8月に戦没者追悼法要を行います。ひとこと述べるように心がけていますが、私自身戦争のことを知りません。私の親も貧しかった記憶しかない世代です。新聞をみて今日はぜひと思い寄せていただきました。
〇間違いなく現憲法は先の戦争の反省から生まれたもの。このかけがえのない地球や人間と同じ尊いものだと思います。日本人がこの現憲法を守ることで世界平和がかたつむりのようにゆっくりでも進んでいくことを信じ、人の自由や権利が侵されるような時は、おかしい!と声をあげていきたいです。
〇戦争が国民一人一人の生活に影響し、そしてまた国民一人一人の良心を問うものであることを、改めて実感しました。つらい選択をしなくてならなくなる前に今のうちに正しい選択と行動をしたいものです。
〇今日的な課題を深く考えるためにふさわしい映画でした。真に心に浸みる局本、映像であり、心に迫る多くのことを学びました。中原丈雄さんの演技は迫力ある名演技でした。明日へ、私もまた勇気をもらいました。