戦争はある日突然に起こるものではありません。戦争をさせないために、戦争をめぐる諸状況について理解を深めておく必要があります。本会では「戦争シリーズ」講演会を開催しています。
次回の講演会講師は沖縄問題に関心を寄せる24歳の若い世代です。案内チラシをご覧いただき、ぜひご参加ください。
戦争はある日突然に起こるものではありません。戦争をさせないために、戦争をめぐる諸状況について理解を深めておく必要があります。本会では「戦争シリーズ」講演会を開催しています。
次回の講演会講師は沖縄問題に関心を寄せる24歳の若い世代です。案内チラシをご覧いただき、ぜひご参加ください。
戦争をさせない石川の会は、「戦争」をテーマにした連続学習会を開催しています。ウクライナの戦争が止まないなか、日本政府は新たな安全保障政策(安保3文書)を取り決め「戦争する国づくり」を進めています。この流れに歯止めをかけるため、市民の力を高める学びを重ねていきます。
今回は5月20日(土)に猿田佐世さん(新外交イニシアティブ代表/弁護士)を講師に、新外交イニシアティブが昨年末に発表した提言「戦争を回避せよ」の報告をいただき、その趣旨を学びます。ぜひご参加くださるようお願いします。
戦争をさせない石川の会では、「戦争」をテーマにした連続講演会を開催しています。次回は以下の要領でロニー・アレキサンダーさん(神戸大学名誉教授)にウクライナ戦争を平和学の視点からお話しいただく講演会を計画しました。ご参加をお願いします。
戦争をさせない石川の会では、岸田政権の大軍拡政策を見きわめる「戦争」をテーマにした連続学習会を企画しています。5月14日には、フリー・ジャーナリストの斎藤貴男さんを講師に「新・帝国主義の時代なのか〜米中露EUと私たちの暮らしのゆくえ」と題する講演会を行いました。経済安保の問題について理解を深めたところです。
第2回として、学術研究が軍事に利用される危険な動向について学ぶことにしました。7月31日(日)に名古屋大学名誉教授の池内了さんに「ウクライナ侵攻から平和を考える〜世界史の順行と逆行〜」の講演会を以下のように開催致します。
沖縄問題学習会(オンラインによる上映会)のお知らせ
日本政府は自衛隊の沖縄諸島への部隊配備により軍事基地化を強化しています。辺野古新基地建設も相変わらず「唯一つの解決策」と強行を続けています。先に行われた菅総理とバイデン大統領の日米首脳会談では日米軍事同盟の一層の強化が謳われ、沖縄の軍事負担はますます進んでいます。残念ながら本土メディアはこれらの事実をほとんど報じていません。
そこで、当会では、現地の「沖縄タイムス」編集委員の阿部岳さんに、辺野古新基地建設の現状、沖縄諸島で進む自衛隊の軍事基地化のねらいなどについて、最新の情報をお聞きする機会を持ちます。
ただ、新型コロナ禍の状況であり阿部さんには沖縄からオンラインで金沢の会場とつなぎ講演と意見交換をします。また、当会の世話人のお一人、五十嵐正博さん(金沢大学名誉教授)に国際法の視点からコメントをいただきます。
日時、会場、参加人数などについては、案内チラシをご参照ください。
ご協力いただいたみなさんヘ
小冊子『想いをつなぐ』の発刊と
『記憶の灯り希望の宙へ』の重版を
ご報告します。
『記憶の灯り 希望の宙へ いしかわの戦争と平和』は、おかげさまで県内外で好評を得て、昨年8月の刊行から6か月という短期間でほぼ完売となりました。その成果を成し遂げたのは、出版支援金ヘのご協力および冊子の主旨に賛同され購入いただいた多くの団体・個人の方々が、冊子を手に取ってさらに平和への想いを高め、周りの方に普及していただいた結果です。
刊行後には、県内外の多くの方々から、労いと賛辞を含め丁重な書評や感想をいただきました。編集委員会では、改めて感謝と連帯の輸を広めたいとの想いから、石川保険医新間に掲載された冊子編集委員のリレー・エッセイや、みなさんから寄せられた書評・感想をまとめた小冊子『想いをつなぐ』を作成しました。そして、『記憶の灯り…』完売後も、「もう在庫はありませんか?」との問い合わせをいくつもいただき、兼ねてより検討していた重版(正誤表の内容の修正版)を5月1日付で刊行できることになり、新たな普及を息長く続けていきたいと思います。
今この国は、拡大するコロナ禍のなかでさえ、自らの保身と棄民政治、オリンピック強行、憲法改正に突き進む政府が舵を取る難破船であり、先の戦争末期と同じ空気が漂っています。一人でも多くの方が、『記憶の灯り…』で確信を得た平和への想いをひろげ、平和をともにつくり、次の世代に手渡す一歩を踏み出してくれることを願っています。
2021.5.20
いしかわの戦争と平和 編集委員会
国際平和博物館ネットワークから提供いただいた『世界における平和のための博物館』から日本国内の平和博物館一覧(84ヵ所)を作成しました。ホームページに紹介します。
№ | 名称 | 住所 |
1 | 笹の墓標展示館 | 北海道雨竜郡幌加内町字朱麹内 |
2 | 北海道ノーモア・ヒバクシャ会館 | 北海道札幌市白石区平和通り17丁目北6-7 |
3 | 北海道平和祈念館 | 北海道山越郡長万部町字長万部413 |
4 | 青森空襲資料常設展示室 | 青森県青森市松原1丁目6-15 青森市教育委員会中央市民センター |
5 | 北上平和記念展示館 | 岩手県北上市和賀町藤根14地割147-3 |
6 | 太平洋戦史館 | 岩手県奥州市衣川陣場下41 |
7 | アウシュビッツ平和博物館 | 福島県白河市白坂三輪台245 |
8 | 水戸市平和記念館 | 茨城県水戸市中央1-4-1 |
9 | 朝露館(関谷興仁陶板彫刻美術館) | 栃木県芳賀郡益子町4117-3 |
10 | 原爆の図丸木美術館 | 埼玉県東松山市下唐子1401 |
11 | 埼玉県平和資料館(埼玉ピースミュージアム) | 埼玉県東松山市岩殿241-113 |
12 | 中帰連平和記念館 | 埼玉県川越市笠幡1948-6 |
13 | アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館(wam)」 | 東京都新宿区西早稲田2-3-18 AVACOビル2階 |
14 | 高麗博物館 | 東京都新宿区大久保1-12-1 第二韓国広場ビル7階 |
15 | しょうけい館(戦傷病者史料館) | 東京都千代田区九段南1丁目5-13 |
16 | 世田谷区立平和資料館(せたがや未来の平和館) | 東京都世田谷区池尻1丁目5番27号 世田谷公園内 |
17 | すみだ郷土文化資料館 | 東京都墨田区向島2-3-5 |
18 | 都立第五福竜丸展示館 | 東京都江東区夢の島2-1-1 夢の島公園内 |
19 | 東京大空襲・戦災資料センター | 東京都江東区北砂1丁目5-4 |
20 | 中野区平和資料展示コーナー | 東京都中野区中野4丁目8番1号 中野区役所4階 |
21 | 日本平和博物館(オンライン) | ウェブサイト上の博物館 |
22 | 八王子平和原爆資料館 | 東京都八王子市元本郷町3丁目17-5 |
23 | わだつみのこえ記念館 | 東京都文京区本郷5-29-13 |
24 | 川崎市平和館 | 神奈川県川崎市中原区木月住吉町33-1 |
25 | 創価学会戸田平和記念館 | 神奈川県横浜市中区山下町7-1 |
26 | 神奈川県立地球市民かながわプラザ | 神奈川県横浜市栄区小菅ケ谷1-2-1 |
27 | 明治大学平和教育登戸研究所資料館 | 神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1 明治大学生田キャンパス内 |
28 | 長岡戦災資料館 | 新潟県長岡市城内町2丁目6番地17 |
29 | 山梨平和ミュージアム(石橋湛山記念館) | 山梨県甲府市朝気1-1-30 |
30 | 満蒙開拓平和記念館 | 長野県下伊那郡阿智村駒場711-10 |
31 | 無言館 | 長野県上田市古安曽字山王山3462 |
32 | 人道の港・敦賀ムゼウム | 福井県敦賀市金ケ崎町23-1 |
33 | 平和文化史料館ゆきのした | 福井県福井市米松2丁目11-13 |
34 | 岐阜市平和資料館 | 岐阜県岐阜市橋本町1-10-23 ハートフルスクエアーG2階 |
35 | 杉原千畝記念館 | 岐阜県加茂郡八百津町八百津1071 |
36 | 静岡平和資料センター | 静岡県静岡市葵区伝馬町10-25 中央ビル90 2階 |
37 | 浜松復興記念館 | 静岡県浜松市中区利町304-2 |
38 | 戦争と平和の資料館ピースあいち | 愛知県名古屋市名東区よもぎ台2-820 |
39 | 滋賀県平和祈念館 | 滋賀県東近江市下中野町431 |
40 | 丹波マンガン記念館 | 京都府京都市右京区京北下中町東大谷32番地 |
41 | 舞鶴引揚記念館 | 京都府舞鶴市字平1584 引揚記念公園内 |
42 | 立命館大学国際平和ミュージアム | 京都府京都市北区等持院北町56-1 |
43 | 大阪人権博物館(リバティおおさか) | 大阪府大阪市浪速区浪速西3-6-36 |
44 | ピースおおさか(大阪国際平和センター) | 大阪府大阪市中央区大阪城2-1 |
45 | 吹田市立平和祈念資料館 | 大阪府吹田市津雲台1-2-1 千里ニュータウンプラザ8階 |
46 | 堺市立平和と人権資料館 | 大阪府堺市堺区南瓦町3番1号 |
47 | アンネのバラの教会(アンネ・フランク資料館) | 兵庫県西宮市甲陽園西山町4-7 |
48 | 神戸災害と戦災資料館 | ウェブサイト上の資料館 |
49 | 戦没した船と海員の資料館 | 兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-6 全日本海員組合関西地方支部内 |
50 | 西宮市平和資料館 | 兵庫県西宮市川添町15-26 西宮市教育センター1階 |
51 | 姫路市平和資料館 | 兵庫県姫路市西延末475番地 |
52 | 太地町立石垣記念館 | 和歌山県東牟婁郡太地町字常渡2902ー79 |
53 | 寺中美術館 | 和歌山県和歌山市府中4-2-54 |
54 | 岡山空襲展示室 | 岡山県岡山市北区駅元町15-1 |
55 | 大久野島毒ガス資料館 | 広島県竹原市中央5丁目1番35号 |
56 | 歴史と文学の館 志麻利 | 広島県神石郡神石高原町小畠1733 |
57 | のぼり平和資料室(広島市立幟町小学校内) | 広島県広島市中区幟町3-10 |
58 | 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 | 広島県広島市中区中島町1-6 |
59 | 広島平和記念資料館 | 広島県広島市中区中島町1-2 |
60 | 広島市立袋町小学校平和資料館 | 広島県広島市中区袋町6-36 |
61 | 福山市人権平和資料館 | 広島県福山市丸之内1-1-1 |
62 | ホロコースト記念館 | 広島県福山市御幸町中津原815 |
63 | 三良坂平和美術館 | 広島県三次市三良坂町三良坂2825ー1 |
64 | 高松市平和記念館 | 香川県高松市番町1丁目8番15号 |
65 | 鳴門市ドイツ館 | 徳島県鳴門市大麻町桧字東山田55-2 |
66 | 平和資料室・草の家 | 高知県高知市升形9-11 |
67 | 高知市立自由民権記念館 | 高知県高知市桟橋通4丁目14-3 |
68 | 確井平和祈念館 | 福岡県嘉麻市上臼井767 |
69 | 平和祈念館やわらぎ | 大分県佐伯市鶴谷町3丁目3-12 |
70 | 祈りの丘絵本美術館 | 長崎県長崎市南山手町2-10 |
71 | 岡まさはる記念長崎平和資料館 | 長崎県長崎市西坂町9-4 |
72 | 少国民資料館 | 長崎県長崎市田上3-17-47 |
73 | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 | 長崎県長崎市平野町7番8号 |
74 | 長崎原爆資料館 | 長崎県長崎市平野町7番8号 |
75 | ナガサキピースミュージアム | 長崎県長崎市松ヶ枝町7-15 |
76 | 知覧特攻平和会館 | 鹿児島県南九州市知覧町郡17881 |
77 | 万世特攻平和祈念館 | 鹿児島県南さつま市加世田高橋1955-3 |
78 | 沖縄県平和祈念資料館 | 沖縄県糸満市魔文仁614-1 |
79 | 佐喜眞美術館 | 沖縄県宜野湾市上原358 |
80 | 対馬丸記念館 | 沖縄県那覇市若狭1-25-37 |
81 | 反戦平和資料館ヌチドゥタカラの家 | 沖縄県国頭郡伊江村東江前2300ー4 |
82 | 南風原文化センター | 沖縄県島尻郡南風原町字喜屋武257 |
83 | ひめゆり平和祈念資料館 | 沖縄県糸満市字伊原671-1 |
84 | 不屈館 | 沖縄県那覇市若狭2丁目21-5 |
(印刷用)PDF:238KB
◎国際平和博物館ネットワークから標記の出版物を進呈いただきました。戦争をさせない石川の会HPに紹介します。
『世界における平和のための博物館』について
拝啓
平和のための博物館関係の皆さま、2020年の年の瀬をむかえ、大変な一年でしたがいかがお過ごしでしょうか。
私たちは国際平和博物館ネットワークという市民団体です。今年の9月に国際平和博物館会議をオンラインで開催しましたが、その時に『世界における平和のための博物館』という博物館名鑑を出版しました。最新版(英語、日本語版)はINMPのホームページで読むことができます。
https://sites.google.com/view/inmp‐2020/museums‐for‐peace-worldwide
世界で303館そのうち日本は84館あります。原稿を送つて下さつた皆さまには、心よりお礼申し上げます。なお、連絡が取れなかった館については、ホームページを参考に執筆しました。もし訂正があれば、inmpoffice@gmail.comへご連絡いただけますとINMPのホームページで訂正させて頂きます。この本には写真がありませんが、INMPのホームページには載せています。(平和博物館の外観と展示など2枚)
今回の国際平和博物館会議の報告、ビデオのほとんどを上記のホームページで見ることができます。ただし英語ですので、報告の日本語要旨を次アドレスで読むことができます。
https://drive.google.com/file/d/1FRUu4KxvA6b8NZlM9JauqX64J8gGhwkp/view
なお海外の平和博物館の和訳や出版、発送では、立命館大学国際平和ミュージアムとINMPの会員の協力で実現しました。
この本が、今後の活動や他館との連携に活用されることを願つています。
寒い中ご自愛ください。
敬具
2020年12月23日
京都市北区等持院北町56‐ 1 立命館大学国際平和ミュージアム
INMPオフィス
山根和代
inmpoffice@gmail.com
編集者からのお願い
近年、学校教育や社会教育の機関としての平和博物館の役割への期待が高まっており、多くの平和博物館が新設されたり、既存の博物館が改修されたりしています。また、序文やジョイスロアプセル教授の寄稿文にもあるように、博物館の内容が多様化する傾向にあり、各国の平和博物館の状況は刻々と変化しています。
本書で取り上げた博物館は、これまで国連やINMP(International Network of Museums for Peace)などが発行してきた平和博物館アーカイブに収録されている博物館のリストをもとに、その後に出てきた新たな情報と合わせてまとめたものです。これまで接触する機会のなかった多くの国や地域で、新たな平和のための博物館が設立されている可能性があると考えています。
また、COⅥD-19の影響が世界的に広がる中、従来の平和のための博物館は入場者数の激減と収入の激減に見舞われ、当然ながら変革を余儀なくされています。今後10年で戦争体験者が減少していく中で、戦争の「個人の記憶」を「社会的記憶」として保存することが求められるようになり、平和博物館は従来の実物や写真の展示に加えて、電子空間による情報発信にも力を入れていかなければならなくなります。平和資料館を取り巻く環境が変化する中で、平和資料館自体も変化を求められることは避けられず、次の10年は最近の10年とは大きく異なる新たな変化を遂げることが予想されます。
したがって、本書の内容を常に刷新していくことが不可欠であり、それなしには本書のディレクトリの価値を維持することは困難です。本書の編集者は、INMPが世界の平和のための博物館をさらにネットワーク化していくためには、平和博物館に関する情報を収集・整理していくことが重要であり、後継者がINMPのウェブサイトの情報をさらに充実させていくことが不可欠であると考えています。そのためには、多くの方々の情報提供が必要となりますので、読者の皆様のご協力をお願いしたいと思います。
情報提供は、inmpoffice@gmail.comまでお願いします。